25年8月1日 ベンガルトラの話

先日、ニュースでうれしい話を発見しました。

私、動物が好きなのですが特にトラが大好き。

威厳のある姿の中にもかわいさもあり本当に好きなんです。

ただ、トラは絶滅危惧種に指定されており1900年に10万頭いたトラも現在は3200頭余りに激減しています。

環境の問題もあると思いますが乱獲や密猟などによる人的被害も大きいのでしょう。

ベンガルトラも非常に少なくなってきていたのですが、先日報告された統計によると2009年に121頭確認されていたトラが今年198頭確認されなんとたった4年で64％も増加していたのです！

肉食動物とはいえ子供が大きくなり生き抜いていくことは大変なことで、生後2年の生存率も50％ほど。トラは大体出産時に1～6頭の子供を産むとのことなので運よく大きくなれたとしても3頭ほど。

大きくなったらなったで密猟の対象になることもあります。

もちろん自然のことなので餌が取れない、縄張り争いに敗れるなどの理由で命を落とすこともあるでしょう。

その中での個体数の増加。素晴らしいことです。

増加の理由として密猟等への取り締まり強化や人間との棲み分け等による生活環境の改善が挙げられています。

保護関係者の方や地域住民の方々など多くの方の活動のもと、このような結果が発表されたことをうれしく思います。

このまま順調に増え続けてくれることを祈るばかりです。

しかし、トラは地上でも最大級の肉食動物。人が襲われるといった事故も当然発生しています。

人と野生動物が共存できる環境を創り上げたいものですね。

kata／聖和記念病院