聖和記念病院ブログ

医療法人せいわ会 聖和記念病院の情報発信ブログです

29年1月5日 小寒

明けましておめでとうございます。

皆様が笑顔で過ごせる一年となりますように。

今日は二十四節気の「小寒」です。寒さがやや厳しくなる頃で、いわゆる寒の入りに当たります。今日から節分までの30日間を「寒の内」といい、寒風と降雪の時節で、寒さが厳しくなる頃です。

これから冬本番を迎えます。年の瀬より、昼夜の寒暖差が激しい日が続いていますが、体調等崩されないようにして下さい。

小寒の頃は、クリスマスや忘年会、新年会、お正月と年末年始のイベント続きで胃腸に負担がかかっているころでもあります。野菜がたっぷりで、胃腸にも優しく、体の芯まで温まるものがおすすめです。1月7日はその年の無病息災を願い、「七草粥(ななくさがゆ)」を食べる習慣がありますので、ぜひ、召し上がってください。

ところで、七草粥の具材になる「春の七草」はすべてご存知でしょうか?中には、現代で使わなくなった呼び名もあるのでこれって何?と思うかもしれません。

 

それぞれの持つ意味と主な効果も併せて調べてみましたので、ご参考に。

芹(せり)=「競り勝つ」
 解熱効果や胃を丈夫にする効果、整腸作用、利尿作用、食欲増進、血圧降下作用など、様々な効果があります。

薺(なずな)=「撫でて汚れを除く」
 別名をぺんぺん草といいます。
 利尿作用や解毒作用、止血作用を持ち、胃腸障害やむくみにも効果があるとされています。

御形(ごぎょう=「仏体」
 母子草(ハハコグサ)のことです。
 痰や咳に効果があります。のどの痛みもやわらげてくれます。

繁縷(はこべら)=「反映がはびこる」
 はこべとも呼ばれます。
 昔から腹痛薬として用いられており、胃炎に効果があります。歯槽膿漏にも効果があります。

仏の座(ほとけのざ)=「仏の安座」
 一般的に、子鬼田平子(こおにたびらこ)を指します。
 胃を健康にし、食欲増進、歯痛にも効果があります。

菘(すずな)=「神を呼ぶ鈴」
 蕪(かぶ)のことです。
 胃腸を整え、消化を促進します。しもやけやそばかすにも効果があります。

蘿蔔(すずしろ)=「汚れのない清白」
 大根のことです。
 風邪予防や美肌効果に優れています。              МK7