聖和記念病院ブログ

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28年12月21日 冬至

今日は、二十四節気の一つ「冬至」です。
 暦の上ではちょうど冬の真ん中に位置し、一年の内で最も昼が短く夜が長い日です。
冬至と言えば、カボチャを食べたり柚子湯に入ったりしますね。


なぜ、カボチャを食べるのか?
 冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています。にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん……など「ん」のつくものを運盛り といい、縁起をかついでいたのです。運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあり、かぼちゃを漢字で書くと南瓜(なんきん)。つまり、運盛りのひとつであり、陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味しているそうです。


なぜ柚子湯に入るのか?
 柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」。こうした語呂合せから柚子湯に入ると思われていますが、もともとは運を呼びこむ前に厄払いするための禊(身を清める)だと考えられているそうです。冬至一陽来復とも言われ、冬至が過ぎると太陽の力が帰り来ることによって再び甦ると考えられ、悪運リセットの日とも言われています。また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。 


 冬至は、一番冬の寒さが厳しい時期(今日は暖かいですが)ですので、カボチャを食べて柚子湯に入るというのは、栄養を蓄えて体を温めるという先人たちの知恵だったのかもしれませんね。                         МK7