26年1月16日 生活保護の話
昨年のことになるのですが、大阪市で30代の女性の遺体が発見されました。
死因は衰弱死もしくは餓死の可能性が高いとのこと。
部屋には食品はなく、冷蔵庫の中にはマヨネーズの容器のみがあったそうです。
日本では長く飽食の時代が続いている状態ですがなぜこのような死があるのでしょうか。
この方も数年前に生活保護の申請に行ったそうなのですが受給を受けることができなかったようです。
生活保護の受給に関しては不正受給や高収入のある親族がいるにもかかわらず受給していた問題などがあり難しい状況だったのかもしれません。
また、年齢的にも若く仕事を探すこともできたのでしょう。
しかし、現に食事もできないほど困っている状態にあるのは事実です。
誰でも彼でも需給をすればいいとは思いませんがきちんと個別状況を把握して支援する。
その後に改めて生活保護から脱却するための支援を続けることが大切なのではないでしょうか。
もちろん担当者の方やケースワーカーさんも努力されていることだと思います。
保護を受けている方、行政などなど一体となって取り組むことでこのような事件が亡くなることを望みます。
kata/聖和記念病院