聖和記念病院ブログ

医療法人せいわ会 聖和記念病院の情報発信ブログです

25.04.26  飲酒の話

4月も終わりに近づきました。

新入社員や新入学の方の歓迎会や、退職や異動などでの送別会も終わったところが多いのではないでしょうか?

先日もちょっと書きましたが私はあまり飲酒をしませんが、このような場所での楽しいお酒ならいいものではないかと思います。

ただ、最近未成年の飲酒によりお酒を提供した飲食店等が摘発されるニュースを時々目にします。

大学生など私服になるとわかりにくいケースが多く、確認しても未成年とは言わないでしょうから難しいとは思いますが未成年の飲酒は禁止されているので未成年者も提供側も飲酒年齢をきちんと守るようにしなければなりません。

国や地域によって異なりますが日本では20歳未満の方の飲酒は禁止されています。

 

では、なぜ未成年の飲酒がいけないのでしょうか?

まず発達途中の体にはアルコールが及ぼす影響が大きいようです。特に脳への影響が大きく、脳萎縮の原因にもなるそうです。

また、最終的には命を落とす危険性もある病気であるアルコール依存症も飲酒開始年齢が早い方の方がなりやすといった傾向があるそうです。

さらに、飲酒によりいろいろなトラブルや事故に巻き込まれるケースも多くみられます。未成年だから巻き込まれるわけではないのでしょうが、精神的にも未発達な方は自分の限界の酒量が把握できておらず知らず知らずのうちに飲みすぎ周囲を巻き込んでしまうのかもしれません。特に勧められるままに飲んでしまった場合急性アルコール中毒を引き起こし、場合によっては命を失う可能性もあります。

このように未成年の飲酒を禁止にする理由はちゃんとあるのです。

法律で決められているだけの問題でなく、自分自身を守るためにも知識を持つことは大切なことではないでしょうか。

飲酒による影響等は大手の酒類販売メーカーさんのホームページにも載っていますのでよかったら参考にしてみてください。

 

kata